オープンキャンパスは、大学が未来の学生たちに自身をアピールするための絶好の機会です。
学生たちが直接キャンパスを訪れ、施設や教授、在学生と触れ合うことで、その大学の雰囲気や学びのスタイルを実感できます。この重要なイベントの成功は、適切な集客戦略にかかっています。多くの大学が競争する中で、いかにして自分たちのキャンパスに多くの学生を引き寄せるかが課題となります。
そこで、今回はオープンキャンパスの集客において特に効果的な9つの方法をご紹介します。今回紹介する方法を組み合わせて活用することで、より多くの受験生にリーチし、魅力的なオープンキャンパスを実現することができるでしょう。それでは、具体的な集客方法を見ていきましょう。
オープンキャンパスでおすすめの集客方法7選
ここでは、定番から効果的な集客方法について7つを厳選してみました。できるものから1つずつ実行していきましょう。
ホームページ
オープンキャンパスの集客において、ホームページは欠かせません。
まずは、大学や専門学校の公式サイトに専用の特設ページを設けましょう。このページには、オープンキャンパスの詳細な情報を分かりやすく掲載します。具体的には、イベントの日程、プログラム内容、参加方法、申し込みフォームなどを明示し、参加者が簡単にアクセスできるようにします。
もし、日程などの都合上、詳細情報がホームページに記載できない場合は、「資料請求」などで入力フォームを作成し、個人情報を取得するようにしましょう。
後述しますが、これらで取得したメールアドレス宛に情報発信を行うことも有効な集客手段となります。
SEO対策
上述したホームぺージ施策では、学校名を検索したときに検索結果に自身の学校が最上位表示される必要があります。
具体的な施策としては、関連するキーワードの調査と適切な配置、見やすいデザインの導入、ページの読み込み速度の最適化などが挙げられます。さらに、オープンキャンパスに関するブログ記事やニュースを定期的に更新することで、サイトの新鮮さを保ち、検索エンジンの評価を高めることも重要です。
コンテンツSEO
上記のSEO対策にプラスαでコンテンツSEO(検索エンジン最適化)対策を施すことで、Googleなどの検索エンジンからの自然流入を増やすことができます。
例えば、「オープンキャンパス 持ち物」と検索したときに、自身の記事が上位表示されていればターゲットとなるオープンキャンパスに参加したい学生からのWeb流入が見込めます。
難易度は高い施策にはなりますが、成功すると効果は大きいです。
ポータルサイト
教育関連のポータルサイトへの掲載も効果的な集客方法です。進学情報を提供するサイトや、受験生向けの掲示板にオープンキャンパスの情報を掲載することで、広範な受験生層にリーチすることができます。これらのサイトは高い信頼性を持ち、多くの受験生や保護者が日常的に利用しているため、掲載することで高い認知度を得られるでしょう。
例えば、進路情報サイトや受験情報掲示板に広告を出すことや、記事としてオープンキャンパスの紹介をしてもらうことが効果的です。また、ポータルサイト側が提供する広告オプションを利用することで、さらに目立つ場所に情報を配置することも可能です。定期的な情報更新や、参加者の声を掲載することで、信頼性を高めることができます。
またポータルサイトからリストを取得し、メールマガジンで継続的に告知することで、さらに集客率を高めることができます。
デジタル広告
リスティング広告やSNS広告などのデジタル広告を活用することで、ターゲット層に直接アプローチすることができます。
Google広告やFacebook広告を使用して、特定の地域や興味関心を持つユーザーに向けて広告を配信することが効果的です。例えば、受験生やその保護者が検索する可能性の高いキーワードに対して広告を表示させることで、効果的に集客できます。
また、リマーケティング広告を利用することで、一度サイトを訪れたが離脱したユーザーに再度アプローチすることも可能です。これにより、興味を持ったが申し込みをしていないユーザーに再度オープンキャンパスの魅力を伝えることができます。さらに、動画広告やインフルエンサーとのタイアップ広告も有効な手段です。これにより、視覚的な魅力を伝え、より多くの関心を引くことができます。
プレスリリース
プレスリリースを配信することで、メディアやニュースサイトに取り上げてもらい、広く情報を発信することができます。特に地域の新聞社やオンラインニュースメディアにリリースを送ることで、地元の受験生や保護者にアピールすることができます。プレスリリースは、オープンキャンパスの特徴や魅力を具体的に伝えることが重要になってきます。
例えば、特別講演や体験授業の内容、有名な卒業生の参加など、ニュース性の高い情報を含めることで、メディアの関心を引きやすくなります。さらに、プレスリリースを送る際には、メディア向けの問い合わせ先を明示し、取材の依頼や詳細な情報提供に迅速に対応できる体制を整えておくことも必要です。
動画配信
動画配信は、オープンキャンパスの魅力を視覚的に伝える強力なツールです。学校のキャンパスツアーや、実際の授業の様子、教職員や在学生からのメッセージを動画に収め、YouTubeや学校の公式サイトで公開します。動画は、文章や静止画だけでは伝えきれない臨場感や雰囲気を視聴者に伝えることができます。
ライブ配信を行うことで、リアルタイムに参加者の質問に答えたり、双方向のコミュニケーションを図ることも可能です。例えば、オープンキャンパス当日の様子をライブ配信し、参加できなかった受験生や保護者に対しても、現場の雰囲気を伝えることができます。また、事前に告知を行い、ライブ配信の視聴予約を募ることで、視聴者数を増やすことができます。
SNS
SNSは、オープンキャンパスの情報を広く拡散するための強力なツールです。TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSプラットフォームを活用して、オープンキャンパスの告知や準備の様子、参加者の声などを発信します。SNSは、拡散力が高く、情報が短時間で多くの人に届くため、効果的な集客手段となります。
ハッシュタグを活用することで、特定の話題に関連する投稿をまとめて表示させ、より多くのユーザーにリーチすることができます。例えば、#オープンキャンパスや#進学イベントなどのハッシュタグを使用することで、関連する情報を探しているユーザーに効果的に情報を届けることができます。さらに、SNS広告を利用することで、ターゲット層に対して効果的にアプローチすることが可能です。
特に、インフルエンサーとのコラボレーションや、SNS上でのキャンペーンを行うことで、参加意欲を高めることができます。例えば、オープンキャンパスに関する投稿をシェアすると特典がもらえるキャンペーンや、インフルエンサーが実際にオープンキャンパスに参加し、その様子をSNSで発信することで、より多くの関心を引くことができます。
メルマガ配信
すでにリストがある場合はいち早くメルマガ配信を行うべきです。1度何かしらの接点があってリストしている人は集客がしやすいからです。
また、リストがなかったとしても上述したホームページ施策やコンテンツSEO、デジタル広告などと併せて活用するとより強力な効果を得られます。
メルマガ配信は、オープンキャンパスの情報を直接受験生やその保護者に届ける効果的な方法です。登録者に定期的にメールを送信することで、オープンキャンパスの最新情報やイベントの詳細を継続的に伝えることができます。特に、過去の参加者や資料請求をした人々のリストを活用することで、ターゲット層に対してピンポイントでアプローチすることが可能です。
メルマガ配信のメリットとして、パーソナライズされたメッセージを送信できる点が挙げられます。例えば、参加者の興味関心や過去のイベント参加履歴に基づいて、個別にカスタマイズされた情報を提供することで、受け取る側にとってより価値のあるコンテンツとなります。さらに、メール内にリンクを設置し、特設ページや申し込みフォームへの誘導を行うことで、実際の参加申し込みに繋げやすくなります。
効果的なメルマガ配信のためには、魅力的な件名とコンテンツが重要です。件名は開封率を左右するため、簡潔かつ興味を引くものにしましょう。コンテンツは、オープンキャンパスのハイライトや特別なプログラムの紹介、参加者の声などを盛り込むことで、読者の関心を引き続けることができます。また、定期的な配信スケジュールを設定し、コンスタントに情報を提供することで、読者との接点を維持することが重要です。
オープンキャンパスを成功させる3つのポイント
成功するオープンキャンパスを開催するためには、単に情報を提供するだけでは不十分です。効果的なプログラムの設計や戦略的な集客方法が求められます。
今回は、オープンキャンパスを成功させるための3つの重要なポイントをご紹介します。
他大学とのリサーチ・比較
オープンキャンパスを成功させるためには、まず他大学のオープンキャンパスをリサーチし、比較しましょう。競合校のイベント内容、集客方法、特に受験生に人気のプログラムなどを詳しく調査します。このリサーチにより、自校の強みや改善点が見えてきます。
例えば、他大学が提供しているユニークな体験型プログラムや、オンラインでの双方向コミュニケーションの工夫を参考にすることで、自校のオープンキャンパスにも新たなアイデアを取り入れることができます。また、参加者のフィードバックや口コミを分析することで、受験生が求める情報や体験を把握し、より魅力的なプログラムを提供することができます。
自分の大学の特徴を知る
自分の大学の特徴をしっかりと理解し、それを強調することが大切です。大学の歴史や伝統、学問分野での強み、キャンパスの魅力、学生生活の充実度など、自校ならではの魅力を整理し、オープンキャンパスのプログラムに反映させます。
例えば、特定の研究分野での実績や、就職支援の充実度、留学プログラムの豊富さなどをアピールポイントとして強調することが考えられます。また、キャンパスツアーや模擬授業、在学生との交流イベントなどを通じて、参加者に具体的なイメージを持ってもらうことが重要です。オープンキャンパスのホームページやパンフレットにも、これらの特徴を分かりやすく伝えることが効果的です。
参加者目線でプログラムを設計
オープンキャンパスのプログラムは、参加者の目線に立って設計することが成功の鍵です。受験生やその保護者が知りたい情報、体験したい内容を考慮し、魅力的で参加しやすいプログラムを作成します。
例えば、受験生が気になる学部や学科の詳細説明、実際の授業体験、在学生との交流会など、具体的な体験を提供することが重要です。また、保護者向けの説明会や相談会も設けることで、家族全体の関心を引き、参加意欲を高めることができます。
さらに、オンラインでの参加も考慮したプログラム設計が求められます。ライブ配信やオンデマンドの動画配信、オンラインでの個別相談会など、遠方に住む受験生にも参加しやすい環境を整えることが大切です。これにより、より多くの受験生に大学の魅力を伝えることができます。
まとめ
オープンキャンパスは、大学や専門学校が受験生やその保護者に学校の魅力を直接伝える重要な機会です。効果的な集客方法を見つけることは簡単ではありませんが、本記事で紹介した7つの方法を組み合わせて活用することで、より多くの受験生にリーチし、魅力的なオープンキャンパスを開催することができます。
また、今回紹介した集客施策の中で外せないのがメルマガ配信です。リストさえあれば、最もスピーディーかつ費用対効果よく成果をあげることができます。定期的にオープンキャンパスの情報を発信するだけでも、受験生や保護者への継続的なアプローチが可能です。
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