【例文あり】「ご自愛ください」の意味と使い方を解説!目上の人にも使えるの?

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今回は、ビジネスシーンでよく聞く「ご自愛ください」という言葉について、その意味や使い方、目上の人に使えるのかどうかなどを詳しく解説します。

「ご自愛ください」は、相手の健康や安全を気遣うときに使う敬語表現ですが、実は使い方によっては失礼になることもあります。

そこで、この記事では、「ご自愛ください」の正しい意味やニュアンス、目上の人や同僚、部下などに使うときの注意点や例文を紹介します。

この記事を読めば、「ご自愛ください」をビジネスシーンでスマートに使えるようになるでしょう。

目次

「ご自愛ください」の意味

「ご自愛ください」とは、相手の健康や安全を気遣って言う言葉です。

日本の伝統的な礼儀や文化において、相手の健康や幸福を気遣う言葉が重視されてきました。「自愛」とはそもそも、「自分を愛すること」「自分を大切にすること」を意味します。

相手に対して敬意や親しみを表すとともに、心配や応援の気持ちを伝えることができます。

また、メッセージにある「ご自愛ください」とは「体調に気をつけてください」という表現になります。

「ご自愛ください」を使用するシーン・例文

「ご自愛ください」は、さまざまなシーンで使える便利な言葉ですが、特に季節の変わり目や暑い時期、寒い時期などによく使われます。

季節の変わり目や環境の変化は体調を崩しやすい時期であるため、この時期に特に健康を気遣う言葉を使う文化が日本には根付いています。

「ご自愛ください」を使用する時は、あまり難しく考えすぎず、季節による体調の変化を心配する気持ちを素直に表現すると良いでしょう。

以下に、季節ごとに使える例文を紹介します。

暑中見舞い

夏は夏バテや熱中症などの体調不良を起こしやすい時期です。

暑中見舞いで、夏の暑さに耐えている相手に対して「ご自愛ください」を使うことで、無理をなさらずにという心遣いを伝えましょう。

暑中見舞いは、7月7日頃(小暑)から8月7日頃(立秋の前日)までの間に送るのが一般的です。

例えば、以下のような文面で「ご自愛ください」を使うことができます。

お世話になっております。

毎日暑い日が続いておりますが、お体にはくれぐれもお気をつけください。仕事もプライベートも忙しいと思いますが、無理をなさらずにご自愛ください。

残暑見舞い

残暑見舞いとは、夏の暑さがまだ残っている時期に、相手の健康状態や近況を気遣って送る挨拶です。

残暑見舞いは、8月上旬(立秋)から9月上旬までの間に送るのが一般的です。例えば、以下のような文面で「ご自愛ください」を使うことができます。

このたびはお祝いの品を頂きましてありがとうございます。

まだまだ残暑が厳しいですが、どうぞお体にお気をつけてください。ご多忙の折でもご自愛ください。

季節ごとの使用例

「ご自愛ください」は、もちろん夏だけでなく、春や秋や冬など、季節の変わり目や特徴的な時期にも使えます。

春は卒業や入学、異動など環境が大きく変わる季節です。

また、季節柄暖かい日と寒い日の予測がつきにくい時期でもあります。気温や相手の状況に合わせた気遣いができると良いでしょう。

  • 春:花冷えの折、くれぐれもご自愛下さい。
  • 夏:猛暑が続いていますので水分補給をしっかりとして、どうぞご自愛ください
  • 秋:寒暖の差が激しいこの季節、ご自愛ください
  • 冬:冷え込みが厳しくなります。風邪などひかないよう、ご自愛ください
  • 梅雨:天候不順の時節柄、ご自愛くださいませ。

秋は春と同様、季節の変わり目であり、夏の暑さが続いたり、冷え込む日があったりと、体調管理が難しい季節です。

気温の変化などを踏まえてメッセージをしてみましょう。

  • 秋冷の折、くれぐれもご自愛ください。
  • 未だに残暑が続いております。どうかご自愛ください。

冬は寒さや乾燥も相まって、風邪を引きやすい季節です。体調を気遣うことによって、相手の気持ちを温めることができます。

  • 寒い日が続きますが、何卒ご自愛ください。
  • めっきり寒くなってまいりましたが、どうかご自愛ください。
  • ご多忙の折ではございますが、風邪など召されませぬようご自愛ください
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「ご自愛ください」の注意点

「ご自愛ください」は敬語表現として使われることが多く、目上の人や親しい人に対しても使えます。

しかし、使う場面や相手によっては失礼になることもあります。ここでは、「ご自愛ください」の意味や例文、注意点を紹介します。

目上の人にも使える

「ご自愛ください」は、目上の人に対しても敬意を表す言葉として使えます。

例えば、仕事でお世話になった上司や先輩、取引先の人などにメールや手紙で送る場合、文章の最後に「ご自愛ください」と付け加えると丁寧です。

また、口語で使われる機会はあまり多くありませんが、電話や会話で別れ際に「ご自愛ください」と言うこともできます。

体調が良くない人・病気の人にはNG

「ご自愛ください」は、相手が体調が良くないときや病気になったときに使う言葉ではありません。

これは、「ご自愛ください」が「自分を大切にする」という意味を含むからです。

体調が悪い人や病気の人に対して、「ご自愛ください」と言うと、「あなたは自分を大切にしないから体調が悪くなったのではないか」という非難や責めを感じさせてしまう可能性があります。

そのため、体調が良くない人や病気の人には、「お大事に」「お見舞い申し上げます」「早く良くなってください」などの言葉を使いましょう。

「ご自愛ください」の言い換え表現

「ご自愛ください」は、相手に思いやりを示す言葉ですが、使う場面や相手によっては違和感があることもあります。

そんなときは、「ご自愛ください」の代わりに他の言葉を使ってみましょう。以下に、「ご自愛ください」の言い換え表現をまとめてみました。

  • お体にお気を付けください
  • ご健康をお祈り申し上げます。
  • どうかお大事になさってください。
  • お元気でお過ごし下さい

これらの言葉は、「ご自愛ください」と同じように相手への配慮や敬意を表すことができます。

場合によっては、「ご自愛ください」よりも柔らかく感じられることもあります。相手や状況に応じて使い分けるようにしましょう。

「ご自愛ください」の返答例

「ご自愛ください」と言われたとき、一般的には、以下のような言葉で返すことができます。

  • お気遣いありがとうございます。
  • 温かい言葉、とても嬉しく思っております。
  • 〇〇様も、どうかお体にお気を付けくださいませ。

まずは相手の気遣いに対して感謝の気持ちを伝え、同じように相手の体調を気遣う内容の言葉をかけるようにしましょう。

返答するときは、相手の気持ちに感謝する姿勢を忘れずにしましょう。

似ているけど、誤った表現

「ご自愛ください」に似た表現で、間違って使われることがあります。それは、「お体ご自愛ください」と「ご慈愛ください」です。

これらの表現は、正しい敬語ではありません。それぞれの表現の意味や使い方を見ていきましょう。

「お体ご自愛ください」

「お体ご自愛ください」という表現は、「お体」と「ご自愛ください」をつなげたものです。

しかし、敬語としては不適切な表現になります。なぜなら、「ご自愛ください」は、すでに相手の体を含めて敬っている言葉のため、「お体」を付けると重複してしまいます。

「ご自愛ください」という言葉だけで、相手に「自分の体を大切にしてください」という気遣いを十分に伝えることができるため、冗長な表現は避けるべきです

「ご慈愛ください」

「ご慈愛ください」という表現は、「慈愛」という言葉に「ご」と「ください」を付けたものです。

「慈愛」とは、「優しく思いやる心」や「深い愛情」を意味します。しかし、この表現も、敬語としては不適切ですなぜなら、「慈愛」という言葉が、目上の人やビジネスシーンではふさわしくないからです。

「慈愛」という言葉は、我が子を愛するようないつくしみの気持ちや「深い愛情」を指すからです。これらの理由から、「慈愛」という言葉は、目上の人やビジネスシーンでは、不適切な言葉とされます。

あいさつメールを一斉送信するときは「メール配信システム」

ビジネスシーンでは上記で紹介したような、暑中見舞いのメールなどを一斉配信するケースが多々あります。

また、Bccでのメール送信には個人情報漏洩などのリスクがあります。このような場合はBccを使うのではなくメール配信システムを活用しましょう。

メール配信システムとは

メール配信システムとは大量のメールアドレス宛に一斉にメールを配信できるシステムのことです。

メールの大量配信は一般的にスパムメールに似た行為のため、迷惑メールフォルダに入ってしまったり、文字通りメールが届かない可能性があります。

メール配信システムにはこれらを回避するための技術が使われており、安心安全に大量のメールを届けることができます。その特性から、メルマガ配信や社内向けの一斉メール等に活用されています。

また、サービスによっては宛名の差し込みが可能ですので、一斉送信であっても一人ひとり宛名を書いてメールを送信することができます。

シェア1位のメール配信システム「ブラストメール」の活用

ブラストメールのアイキャッチ画像

メール一斉送信に最もおすすめのメール配信システムはブラストメールですブラストメールは13年連続顧客導入シェア1位のメール配信システムとなります。

ブラストメールの特徴は、シンプルな操作性と、コストパフォーマンスの高さです。様々な業種や官公庁の導入もあり、定番のメール配信システムと言えるでしょう。

宛名の差し込み機能はもちろん、セグメント(ターゲット)配信や効果測定、HTMLメールエディタなど、基本的な機能は全て揃っており、最も安いプランであれば月額4,000円以下で導入できます。

シンプルかつ安いので、初めてメール配信システムを使ってみたい方にもおすすめです。無料トライアルも可能となっているので、まずは試してみてはいかがでしょうか。

関連記事:【3分で分かる!】ブラストメールとは?ブラストメールのトライアル期間を使って徹底レビュー

まとめ

「ご自愛ください」は、相手の健康や安全を気遣うときに使う敬語表現ですが、使い方によっては失礼になることもあります。

目上の人や家族、友人など幅広く使うことができますが、相手が疲れている様子や体調不良の場合には使えないので注意が必要です。

「ご自愛ください」の一文は、一般的に「結び」に使われるフレーズであり、定型文のように使われがちですが、相手への気遣いの気持ちを込めて工夫して使ってみましょう。

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この記事を書いた人

Email Rising編集部です。Email Risingではメール配信システムやメールマーケティングについてのお役立ち情報を発信しています

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