「今後ともよろしくお願いいたします」正しい使い方と注意点を徹底解説!

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「今後ともよろしくお願いいたします」は、ビジネスシーンでよく使われます。

便利な言葉でもありますが、すべての会話・返答に使えるわけではなく、誤った使い方をしてしまっている方もいます。そこで、今回は「今後ともよろしくお願いいたします」の意味や正しい使い方、NGな使い方について解説します。

正しい使い方を身につけて、ビジネスの場で活用してください。

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目次

「今後ともよろしくお願いいたします」の意味

はじめに「今後ともよろしくお願いいたします」の意味を理解しましょう。意味を理解することで、正しい使い方がみえてきます。

「今後ともよろしくお願いいたします」とは、言葉を分解してみると、「今後」は「これからのち」を意味し、「とも」がつくことで「同じように」となります。

そして、「よろしく」は好意やお願いを示す言葉で、「お願いいたします」は謙譲語を含む丁寧な表現です。

つまり、このフレーズは「これからも今までと同じような関係を続けていきたいという気持ちを込めて、よろしくお願いします」という意味になります。

「今後ともよろしくお願いいたします」の正しい使い方

ここでは「今後ともよろしくお願いいたします」が使われるケースを以下の4つに分けてご紹介します。

  • 日常のあいさつで使う
  • 目上の人に使用する
  • メールの結びの挨拶で使う
  • 「今後ともよろしくお願いいたします」の返信例

それぞれ解説します。

日常のあいさつで使う

社会人のあいさつや締めの言葉としてよく使われます。日常の生活シーンにおける「おはよう」と同じぐらい軽く使われるケースもあります。

特に取引先や社外の相手に対してはよく使います。ただし、今後も関係性を維持したい相手にのみ使える言葉なので注意してください。

目上の人に使用する

「今後ともよろしくお願いいたします」は丁寧な謙譲語ですので、上司や先輩など、目上の人に対しても使用することができます。

もちろん、取引先にも使用することができるので、幅広く汎用的に使用することができる言葉となります。

例えば、社内の人に対して、仕事の報告や連絡などで使え、社外の人に対しても、使用することができる大変便利な表現です。

メールの結びの挨拶で使う

メールでは、「今後ともよろしくお願いいたします」や「引き続きよろしくお願いいたします」という言葉で締めくくることが一般的です。

特にビジネスメールでは使用することが多く、結びの言葉として使用されます。

最後にこの一言があるだけで印象が変わりますので、取引先に感謝を伝えたい時などは特に「今後ともよろしくお願いいたします」を付け加えましょう。

便利な表現でもありますが、利用する際は注意が必要です。

「今後ともよろしくお願いいたします」の返信例

「今後ともよろしくお願いいたします」は、相手から送られてきたメールや電話にもよく使われています。メールの場合、返信する内容がなければ、あえて返信する必要がありません。

しかし、対面では相手の挨拶に対して、何も返さないのは失礼に当たりますので、以下のような返信例を参考にしてみてください。

  • 「こちらこそ、今後ともよろしくお願い申し上げます」
  • 「今後ともご期待に添えるよう努めてまいります」
  • 「今後ともご協力のほどよろしくお願いいたします」

また、上記はメールの返信でも使用することができます。

「今後ともよろしくお願いいたします。」のNGな使い方

「今後ともよろしくお願いいたします。」は、ビジネスでよく使われる表現ですが、使い方によっては失礼になることもあります。

ここでは、「今後ともよろしくお願いいたします。」のNGな使い方を3つ紹介します。

謝罪の時

「今後ともよろしくお願いいたします。」は、相手に対して、今後のお付き合いを伝える言葉です。

しかし、謝罪の時に使うと、反省の気持ちが足りないと感じさせる可能性があります。例えば、以下のような文脈はNGです。

「大変申し訳ございませんでした。今後ともよろしくお願いいたします。」

相手に迷惑をかけたのにも関わらず、今後のついての話をすると反省していないと考えられることもありますので、謝罪時には「今後はこのようなことがないよう、一層気を引き締めてまいります」などと締めくくるといいでしょう。

今後のお付き合いがない場合

「今後ともよろしくお願いいたします。」は、継続的な関係を築くことを前提とした言葉です。

しかし、今後のお付き合いがない相手へに使うと不自然で無理やりに感じられる可能性があります。例えば、取引が終了した相手や商談にまで至らなかった相手には使えません。

今後お付き合いがない場合には、「またご縁がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします」などといった表現にしましょう。

距離が近い相手には使わない

「今後ともよろしくお願いいたします」は、ビジネスメールでよく使われる表現ですが、距離が近い相手とのやりとりに使うと、堅苦しく、冷たいと感じられる可能性があります。

特に同僚や部下に使用すると、他人行儀で相手に距離を取られたと思われることもあるでしょう。

同僚や部下には、カジュアルな言い方で「これからも頑張っていこう」や「これからもよろしく」のような表現にすると親しみを出すことができます。

さらに丁寧にしたいとき

「今後ともよろしくお願いいたします」という言葉は、正しい敬語で用いられますが、場合によってはもっと丁寧な言い方が必要な場合もあります。

ここからは「今後ともよろしくお願いいたします」をさらに丁寧にしたいときに使える表現を紹介します。

「今後ともよろしくお願い申し上げます」

こちらは、「お願いいたします」の部分を「お願い申し上げます」という謙譲語に変えることで、相手に対する敬意を強調することができます。

この表現は、取引先や上司など、立場が高い相手に対して使うのが適切です。例えば、以下のような文脈で用いることができます。

  • この度はご縁をいただきまして、誠にありがとうございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
  • ご多忙の中、お時間を割いていただきまして、大変感謝しております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

日常のメールや会話では「よろしくお願いします」の方が使いやすいですが、フォーマルな場面に「よろしくお願い申し上げます」を使用するのもいいかもしれません。

「今後とも何卒よろしくお願いいたします」

「何卒」には「どうぞ」「どうか」という意味があり、相手への強い懇願の気持ちを表わすことができます。

「何卒」という言葉を加えることで、相手に対する頼みごとや依頼の強さを表すことができ、さらに丁寧さを増した表現にすることができます。例えば、以下のような文脈で用いることができます。

はじめまして、山田太郎と申します。
本日からお世話になります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

「今後ともよろしくお願いいたします」の言い換え表現

「今後ともよろしくお願いいたします」を繰り返し使うことによって、単調になってしまう場合があります。

そこで、「今後ともよろしくお願いいたします」の言い換えを紹介します。

今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます

相手が目上の人や上司などで、自分の仕事や成長に対して助言や指導をしてくれる場合に使える言い換え表現です。

相手の権威や経験を認めて、自分はまだ未熟であることを示す謙虚な表現です。

今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます

相手が取引先や顧客などで、自分の商品やサービスを利用してくれる場合に使える言い換え表現です。

相手の信頼や支持に感謝して、引き続き自分の提供する価値に期待してもらえるように促す言葉になります。

今後ともご高配の程お願い申し上げます

相手が目上の人など、自分の活動や目的に対して協力や支援をしてくれる場合に使える言い換え表現です。

相手の力量や影響力を尊重して、自分はまだ努力が足りないことを示す敬意ある表現になります。

取引先に対して一斉送信メールを送る場合はメール配信システムを使う

メールを一斉送信したい場合はメール配信システムの活用が必須と言っても過言ではありません。

既存顧客にサービスのアップデート情報や新商品の情報などを提供するためには、一斉送信が最適です。その際には締めの言葉として「今後ともよろしくお願いいたします」を利用します。

メール配信システムとは

大量のメールアドレス宛に一斉にメールを配信できるシステムのことです。

メールの大量配信は一般的にスパムメールに似た行為のため、迷惑メールフォルダに入ってしまったり、文字通りメールが届かない可能性があります。

その他にも、メールのBCC機能を活用して一斉送信をしようとすると個人情報漏洩のリスクなども存在します。

メール配信システムにはこれらを回避するための技術が使われており、安心安全に大量のメールを届けることができます。その特性から、メルマガ配信や社内向けの一斉メール等に活用されています。

BCC一斉送信のリスク

BCCでの一斉送信は推奨されていません。それは、下記のようなリスクが存在するからです。

  • 個人情報の漏洩
  • ブラックリストに載ってしまう
  • メール送信上限数と配信遅延
  • メールの効果を検証しにくい

その中でも特に個人情報漏洩のリスクはとても重要です。BCCで一斉送信する予定のメールの宛先を誤ってTOやCCに設定してしまい個人情報漏洩になってしまうケースは頻発しています。

その他にもBCC一斉送信には大きなリスクが潜んでいるので、より詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。関連記事:BCCで一斉送信する前に知っておきたいリスクと対策を徹底解説

シェア1位のメール配信システム「ブラストメール」の活用

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関連記事:【3分で分かる!】ブラストメールとは?ブラストメールのトライアル期間を使って徹底レビ

まとめ

「今後ともよろしくお願いいたします」という挨拶は、どんな場面でも使える便利な言葉ですが、使うときに気を付ける点もあります。

例えば、「今後の関係が続かない相手」や「親しい人」に使うと、自分の意思とは異なった解釈をされてしまう可能性があるからです。

特に、文章だけで相手に感情を伝える場合、相手を不快にさせないように注意が必要です。表情や声の抑揚がない文書では、誤った言葉選びが誤解を生むこともあります。

ですので、フレーズを正しく理解し、適切に使うようにしましょう!

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この記事を書いた人

Email Rising編集部です。Email Risingではメール配信システムやメールマーケティングについてのお役立ち情報を発信しています

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