ベアメールとは?特徴や利用を検討すべき人についてまとめました!

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「ベアメール」は株式会社リンクが提供している、クラウド型のメール配信システムです。

1時間あたり500万通の高速配信や、使いやすい管理画面などが特徴ですが、メールリレーができるメール配信システムとしても人気です。

AWSやMicrosoftMicrosoft Azureのように自社が利用しているシステムとベアメールを連携させることで、より多くのお客様に確実にメールを届ける配信環境が整います。

この記事では、メール配信システムの導入を検討している方向けに、ベアメールの特徴や料金などを解説しています。

後半では、ベアメールの導入を検討すべき人についても検討しているので、ぜひご覧ください。

目次

ベアメールとは

公式サイトベアメール
提供株式会社リンク
料金初期費用:50,000円
月額費用:5,000円/1万通
超過料金:0.75円/1通

株式会社リンクが提供するベアメールは、メールの到達率をアップさせることができるクラウド型のメール配信システムです。

ベアメールが実現している高速配信の仕組みには、IPアドレスの分散などが関与しており、これによって配信遅延やキャリアブロックなども防止しています。

また、SMTPリレーと呼ばれる接続方法を選択することができるのも、ベアメールの特徴です。

SMTPリレーは、送信側と受信側のメールサーバーの間に、別のシステムをSMTPサーバーとして介在させる配信方式で、HTTPSではなくSMTPを利用します。

API連携は他のシステムと接続し機能を拡張させるもの、SMPTリレーは自社で運営しているメールサーバーをメールリレーに繋げるイメージです。

API連携とSMTPリレーの違いは以下の表に簡単にまとめてありますので、ご覧ください。

API連携SMTPリレー
メールサーバー必要ない必要あり
接続元のシステムメール機能は必要なし基本的にメール機能が必要

上記のような違いがあるため、メール機能を兼ね備えていない顧客管理システムなどからメールを送信したい場合は、API連携を選択する場合が多いです。

Gmailのようなメールサービスから大量配信をしたい場合は、API連携・SMTP連携どちらでも環境を整備することができます。

ここまでの解説を聞くと「コスト的にはどちらがいいのか?」という疑問を持たれるかと思います。

メール配信システムの利用は、自社の配信環境やメール配信システムを使ってどんな課題を解消したいかによって、コストに差が生じるものです。

そのため詳しい状況を把握しなければ、一概に「このメール配信システムを導入すべき!」や「この接続方法がオススメ」とは答えられないのが現状です。

そのため、各メール配信システムのホームページにある問い合わせフォームを活用し、自社の抱える課題を伝えた上で見積もりを比較検討すると良いでしょう。

また、詳しくは後述していますがベアメールの機能提供は、到達率や他システムとの連携に重点を置いています

そのため、HTMLメールエディタやターゲット配信などのマーケティングに関する機能はそれほど多くありません。

公式ホームページの導入事例にもあるように、配信遅延やエラー・キャリアブロックなどの課題を解決することに特化したメール配信システムと言えるでしょう。

ベアメールが提供している機能

ここからはベアメールが提供している機能を解説します。

他のメール配信システムとの比較として、ベアメールと同様にAPI連携に特化した「ブラストエンジン」も表にまとめて解説していきましょう。

API連携SMTP連携配信結果の取得無料体験
ベアメール◯(オプション)1週間の無料トライアルあり
ブラストエンジンあり(日数は要問い合わせ)
申し込み専用リンク

それぞれの機能の詳細について解説をしていきます。

Gmailガイドライン対応バナー

API連携

先述したAPI連携についてもう少し詳しく説明をしておきましょう。

API連携とは、システム同士のインターフェースを接続することを指すIT用語です。今回の場合は、自社が運営している顧客管理システムなどとメール配信システムを連携させることを指しています。

メール配信システムとAPI連携をすることで得られる主なメリットは、以下のようになります。

  • 顧客情報を自動で追加できる
  • 予約配信や大量配信が可能になる
  • 自動返信が可能になる

いずれの項目も、OutlookやGmailなどの無料メーラ(ウェブメール)の利用時には実現することができないもので、メール配信業務の担当者の負担になりがちです。

メール配信システムとAPI連携をすることで、これらの課題を解消しメール配信業務を行うことができるでしょう。

ベアメールが提供するAPI連携で特徴的なのは、配信したメールがどのようにして相手のメールボックスに到達したかを知ることができる送信ログ取得機能です。

送受信のプロセスがわかることで、不達メールへの対応がより簡単になり、ログを元に改善をしていくことで不達メールの問い合わせなども減少していくはずです。

SMTP連携

API連携とは違い、自社でメールサーバーを立てる必要があるのがSMTPリレー形式のメール配信の特徴です。

送受信サーバーの間に信頼性が高くメール配信に特化したサーバーを経由することで以下のようなメリットを得ることができます。

  • 配信遅延が改善する
  • キャリアブロックなどによる到達率の低下を防ぐことができる
  • 社内で運用しているメールサーバーの運用リソースを軽減できる

お客様や取引先とのやりとりにメールを使用している企業では、メールの配信遅延や不達はトラブルの原因にもなりかねない問題です。

お客様への返信や、ECサイトの決済に関する連絡など、企業の信用に関わるような業務は最善の環境にしておきたいものです。

もちろん、API連携でも上記のようなメリットを得ることは可能なので、どうしても自社のメールサーバーを使いたい場合などを除けば、API連携で充分である場合が多いです。

ちなみにベアメールではSMTPリレー形式の連携のみを提供していましたが、2019年にAPI連携をオプションで提供し、より手軽にベアメールの機能を利用できるようになりました。

配信結果の取得

ベアメールでは、配信結果(ログ)を取得しメール配信業務に活用することができます。

配信したメールはアドレスごとにログを取得することができるため、送信エラーの原因が一眼でわかるようになります。

また、ベアメールのログは管理画面からリアルタイムで確認することが可能で、サーバー環境に入って生データを確認する必要はありません。

エンジニアやメール配信担当者にとっては、労力を軽減し到達率のアップを狙うことができる機能になるでしょう。

口コミサイトを見てみると、管理画面から確認できる送信ログはグラフィティなどのUX(ユーザーエクスペリエンス)への満足度が高く、不達メールの多さに悩んでいる企業には特におすすめとのことでした。

ベアメールのメリット

ベアメールを利用するメリットは以下のようなものが考えられます。

  • API・SMPT連携が可能
  • メールの高速・大量配信が可能
  • 配信結果(ログ)を取得することができる

API・SMTPの形式を問わずベアメールを利用することで、大量のメールを遅延なく送信できるようになります。

OutlookやGmailではサーバーの許容量を超えてしまうような配信数でも、問題なくお客様のメールボックスに到達させることができるでしょう。

中には配信エラーになってしまう方もいますが、配信ログを確認することでその原因に迅速にアプローチできます。

自社で独自にメールサーバを構築している場合は、IPレピュテーションの維持にコストを割かなければキャリアブロックなどのリスクが高まります。

しかし、ベアメールのように定期的にクリーニングをしているサーバーを利用することで、自社で作業をする必要はなくなります。

これまで自社のリソースを使って行っていた作業をメール配信システムに任せることで、結果的に作業効率のアップに繋げることができるでしょう。

ベアメールのデメリット

次に、ベアメールを利用する際の注意点やデメリットに関して解説します。

  • コストがやや割高
  • HTMLメール作成などの機能はない

上記の中でもコストに関しては、この記事で比較してきた「ブラストエンジン」と比較してかなりの差が開いています

ベアメールブラストエンジン
初期費用50,000円0円
1万通5,000円3,000円
3万通10,000円8,000円
5万通20,000円12,000円
10万通30,000円16,000円
20万通35,000円30,000円

ベアメールの利用を検討している方はコスト面を考え、導入を決定しましょう。

できるだけ価格を抑えつつも安心して利用できるサービスを探している場合は以下で紹介するブラストエンジンの利用を検討してもよいでしょう。

SMTPリレーサービス「ブラストエンジン(blastengine)」の活用

blastengineのアイキャッチ画像

ブラストエンジン(blastengine)は簡単にメールの大規模高速配信が可能なSMTPリレーサーバーを提供していますが、同時にメールサーバーを必要としない、APIでのメール送信の仕組みも提供しています。

サーバーの運用やメンテナンスはblastengineで行うため、常に高いIPレピュテーションを保って安全にメールを送ることができます。

上述したように、ベアメールと比較すると価格的メリットは非常に大きいように感じます。

以下のような課題がある場合はブラストエンジンの利用を検討するとよいでしょう。

  • 自社のIPアドレスやドメインがブラックリストに登録されてメールが届かない
  • 国内キャリアへのメールが届かず対応方法もわからない
  • 自社でメールサーバを管理・運用したくない

また、導入社数24,000社、14年連続顧客導入数No.1の姉妹製品blastmailの技術力で構築した配信基盤で、各メールプロバイダ、携帯キャリアドメインへの最適化と大規模ネットワークを経由してメール配信を行い、日本国内への圧倒的な到達率を実現しています。

それでいて、月額3,000円から利用ができるためコストパフォーマンスも高く、メールだけでなく日本語での電話サポートにも対応しています。

メールアドレスの入力のみですぐにトライアルを始めることができますので、是非試してみてください。

関連記事:blastengine(ブラストエンジン)とは?API・SMTP特化のエンジニア向けメール配信サービスを解説

ベアメールの利用がオススメの方

これまでの解説をもとに、ベアメールの導入がオススメの方についてまとめてみましょう。

  • 1時間あたり500万件以上のメール配信速度が必要な方
  • 管理画面で送信ログを確認したい方

まず、ブラストエンジンとの大きな違いになっているのが配信速度です。

ベアメールブラストエンジン
10秒当たりの配信数(件)13,9007,780
1分当たりの配信数(件)83,40046,680

環境などによって誤差は出ると思いますが、1時間当たりにかかる配信速度の差は上記のようになっています。

数万件程度の配信では配信速度の差はわずかなものになるので、そこまで考慮する必要はありませんが、一度に何十万件というメール配信をできるだけ遅延なく配信するにはベアメールの方が有利です。

また、エラーメールの詳細を確認することができる、送信ログを管理画面から見たい方もベアメールがオススメです。

ブラストエンジンでも、API連携をすることで送信ログと同様の情報を確認することはできますが、管理画面からグラフィティの高い状態で確認ができるのはベアメールです。

上記のような条件に当てはまる方は、ベアメールの資料請求をしてみても良いのではないでしょうか。

まとめ

「ベアメール」はクラウド型のメール配信システムです。

既存のシステムとの連携はAIPとSMTPの2つから選択することができ、利用によって500万件/月という高速配信を実現することができます。

また、送信ログと呼ばれる、配信したメールの到達プロセスを確認することができる機能も好評で、不達メールに悩んでいる企業では重宝されているようでした。

類似サービスとして比較してきた「ブラストエンジン」との大きな差は、配信速度と送信ログの表示機能にあります。

  • 1回で何十万件ものメールを遅延なく送りたい
  • 送信ログを管理画面で確認したい

このような課題を抱えている方は、ベアメールの資料を請求してみましょう。

ただし、ブラストエンジンとのコストの差にも注目しておかなければなりません。

自社の配信規模が1回あたり数万件程度であれば、両者の配信速度では数秒程度の差にしかならないためそこにコストをかける必要があるのか、よく検討しましょう。

メール配信システムの導入には、自社の抱える課題や既存の配信環境が大きく影響します。

実際にどのメール配信システムが自社に必要なのかを判断するには、メール配信に関する専門的な知識が必要になるため、導入作業が進まない企業も多いのではないでしょうか。

今回解説している「ベアメール」と「ブラストエンジン」は、公式ホームページから資料請求をすることができるため、判断材料の一つとして活用しましょう。

ブラストエンジンでは、電話によるお問い合わせ(土日祝を除く10:00〜17:00)にも対応しているようなので、口頭で自社の課題を相談することもできるようです。

メールの配信環境を整えることで、お客様の満足度が上がるだけでなく、自社のリソース削減や売り上げのアップも期待することができます。

メール配信業務にお悩みの方は、プロの意見を聞き自社の環境を整備してみてはいかがでしょうか。

ベアメール公式HP

ブラストエンジン公式HP

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この記事を書いた人

Email Rising編集部です。Email Risingではメール配信システムやメールマーケティングについてのお役立ち情報を発信しています

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