グリーティングメールで集客を!最も簡単にグリーティングメールを作る方法も解説します

グリーティングメールとはクリスマスやお正月などのイベント時に送信する挨拶状のようなメールです。

親しい友人などと送り合うのが一般的ですが、アパレルや美容関係の業種などでは、グリーティングメールと共にクーポンを配布し集客につなげている企業も多くあります。

以前はハガキやメッセージカードで送るのが主流でしたが、HTML形式のメールを簡単に作成できるようになった近年では、メルマガでグリーティングカードを送ることもできます。

むしろ送信先の規模によっては、デザインや印刷、郵送などにかかるコストはメールを使って送信をした方が低くなる可能性もあります。

この記事では、グリーティングメールを配信する際のメリット・デメリット、具体的な作成方法に関して解説をしています。

グリーティングメールを使った集客に興味がある方はぜひご覧ください。

目次

グリーティングメールとは

グリーティングメールは先述の通り、クリスマスやお正月などの年中行事に合わせて送信するメールです。

それ以外にもグリーティングメールを送信する機会には、以下のようなものがあります。

  • 相手の誕生日
  • 父・母の日
  • バレンタイン・ホワイトデー
  • 暑中・寒中見舞い
  • ハロウィーン
  • ひな祭り
  • ゴールデンウィーク

日本では、時候の挨拶をハガキやメールで送る文化がありますが、グリーティングメールの起源であるグリーティングカードも同じような使われ方でクリスマスなどに送られています。

主に欧米の文化なので、日本では馴染みがない方もいるかもしれませんが、グリーティングメールを送るタイミングは贈り物をする時期でもあるので集客に役立てることができるでしょう。

グリーティングメールを送信するメリット

グリーティングメールを送信することで得られるメリットには以下のようなものがあります。

  • 受信者の消費意欲が高まっている可能性が高いタイミングに接触できる
  • 特別感の演出をすることができる
  • 普段注目されていないサービスを広告することができる

それぞれについて解説をしていきましょう。

消費意欲が高いタイミングでお客様に接触することができる

先ほど解説した、お正月やクリスマス、ゴールデンウィークなどは、消費者の購買意欲が高まっている時期です。

自身のことを振り返ってみると、上記の時期は家族や友人へのプレゼントを考えていたり、旅行立てていたりと、何かと出費が多いタイミングになっているのではないでしょうか。

新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延により、消費者の支出も減少傾向にあるのでは……と思うかもしれませんが、Sitecoreの調査でが以下のような結果がわかりました。

「2021年、日本では消費者の24%が、米国では36%が去年よりも多くの支出を予定(ホリデーシーズン)」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000014846.html

ホリデーシーズンとはクリスマスから年末にかけての時期のことで、アフターコロナでは市場の活性化を感じさせます。

消費者の財布の紐が緩んでいるタイミングに、グリーティングメールを送信することで、普段はサービスの利用に踏み切れていない方にも有効な集客になるでしょう。

特別感を演出することができる

誕生月などにグリーティングメールを送信することで、受信者に特別感を感じさせることができます。

集客で使うコンテンツでお客様に特別感を感じさせるには、できるだけコンテンツをパーソナライズ化させる必要があります。

パーソナライズ化とは、コンテンツをお客様全体に向けて発信するのではなく、個人を狙って発信することができるようにすることです。

今回解説しているグリーティングメールはお客様の誕生月限定という、パーソナライズ化されたコンテンツです。

受信したお客様は、普段のメルマガで配布しているクーポン以上に自分個人に向けられたコンテンツとして感じられるはずです。

誕生日にグリーティングメールを送る際のポイントは以下のような点に注意をしましょう。

  • 誕生月は使えるように期間を設定する
  • お客様の名前を入れたメールにする

メルマガの配信などでもお客様の名前を入れパーソナル感をさらに強めたコンテンツは、開封率が高くなると言われています。

しかしし、誕生月のお客様全員のグリーティングメールに手作業で名前を入れるのは、中々大変な作業です。

そのためグリーティングメールを配信している企業の多くは、自動でお客様の名前を文中に挿入してくれる「あて名差し込み機能」を利用して配信をしています。

詳しい方法は以下の記事にも記載されているので、こちらもご参考ください。

Gmailで宛名だけ変えて同じメールを一斉送信をする方法

期間限定のサービスを広告することができる

業種にもよりますが先ほど解説したような時期は、普段提供しているようなサービスだけでなく期間限定のサービスにスポットライトを当てることができます。

飲食店であれば、クリスマス限定メニューなどを提供することで、常連客だけでなく新規のお客様への広告にもなるでしょう。

グリーティングメールを送信するお客様の中には、自社のことを知ってはいるが利用したことがない、いわゆる「見込み客」と呼ばれる層の方々もいます。

そのようなお客様は、サービスの内容や価格がネックとなりサービスの利用に踏み切れていない可能性があります。

お客様の消費意欲が高まっているタイミングで、グリーティングメールを使い期間限定のサービスなどを紹介し、サービスの利用を促しましょう。

グリーティングメールを送信するデメリット

グリーティングメールを送信する際に考えられるデメリットには、以下のようなものがあります。

  • コストがかかる
  • HTMLメールの作成が難しい

それぞれについて詳しく解説します。

コストがかかる

配信規模にもよりますが、メールの配信にはコストがかかります。

10人、20人に配信するのであれば、GmailやOutlookなどの無料のサービスを利用しても良いかもしれません。

しかし、100を超えるようなアドレスにメールを配信する場合は、Gmailの配信制限(500通/日まで)に引っかかる可能性があります。

配信制限の上限に達すると、通常のメールすら送ることができなくなってしまうので、業務に支障をきたしかねません。

そもそもGmailなどはメールの大量配信を想定したツールではないので、集客で一斉送信をする場合は、メールの到達率や配信リストの管理などに不安が残ります

そのため、多くの企業ではグリーティングメールのような大量配信をする場合は、メール配信ソフトと呼ばれる、一斉送信に特化したメールサービスを利用しています。

メール配信ソフトには無料のものもありますが、それらのサービスは有料のものと比較すると到達率が低い場合や、機能が充実していない場合があります。

有料のメール配信ソフトの価格は、提供している機能によってまちまちですが、約4,000円/月〜利用できます。

HTMLメールの作成が難しい

HTMLメールとは、HTMLと言われるウェブ上の言語を利用したメールです。

文字だけのメールとは違い、メール内に画像や動画を配置することができるため、サービスの外観や利用イメージを視覚的に伝えられるでしょう

スマホが普及したことにより、メルマガの配信などはHTML形式で配信されることが多くなりました。

HubSpotの調査によると「HTMLメールとテキストメールでどちらを好むか」という質問では、44歳以下の7〜8割はHTMLメールを好むと回答しています。

しかし、HTMLメールの作成には専門的な知識が必要で、以下の画像のようなグリーティングメールを自作するのは簡単なことではありません。

上記の画像は、先ほど解説したメール配信ソフトの1つである「ブラストメール」が提供しているHTMLメールのサンプルです。

多くの企業では、HTMLメールを作成するリソースを節約するために、メール配信ソフトを利用しHTMLメールのテンプレートを利用しています。

先述したようにコストはかかりますが、メール配信ソフトを利用することで、配信上限を気にせずHTMLメールの配信をすることができるようになります。

グリーティングメールをHTML形式で配信するには

HTMLメールの作成方法は以下の記事にもまとめてありますが、解説したように自作するのはかなり手間のかかる作業になります。

HTMLメールの作り方を解説!PC初心者でもおしゃれなメールが作れる方法とは?

そこでこの記事では、メール配信ソフトが提供している「HTMLエディタ」機能を使い簡単にHTML形式のグリーティングメールを配信する方法を解説していきます。

解説には、ブラストメールの無料体験期間を利用した時の画像を使用しました。

HTMLメールエディタを利用してHTMLメールを作成する際のイメージとしてご覧ください。

テンプレートを選択する

まずはグリーティングメールのテンプレートを選択しましょう。

ブラストメールでは40種類のテンプレートを「限定デザイン」として提供しているようです。

レイアウトだけが組まれているテンプレートも提供しているようなので、後述するように自社が提供するサービスのイメージ画像をはめて作成することもできます。

今回は、限定デザインを使い、クリスマスのグリーティングメールを作成してみましょう。

画像や文を追加する

HTMLエディタでは、上記のように画像やテキストを「カラム」と呼ばれる枠ごとに設定しています。

試しに「Merry Christmas!」と書かれているカラムを選択して、文字を追加してみましょう。

右側にあるバーに「自由に文字を設定できるよ!」と記載しました。

すると左側にある実際のHTMLメールの配信イメージにもそのまま反映されました。

背景色や文字色もカラムを選択することで変更できます。

画像を設定する

集客としてグリーティングメールを配信するのであれば、期間限定のクーポンやサービスに関する画像も添付しましょう。

カラムを一つ増やし、編集ボタンを押します。

「ファイルを選択」を押し、用意した画像を挿入します。

HTMLメールに反映されました。

サービスや商品の画像も同様の手順で設定することができます。

まとめ

グリーティングメールとは、クリスマスや正月などの年中行事に配信するメールです。

グリーティングメールを送信する時期は上記のもの以外にもありますが、いずれの時期も消費者の購買意欲が高まっている可能性が高いです。

そのような時期にグリーティングメールを配信することで、自社の見込み客にもサービスを広告することができるのもメリットの一つです。

配信はHTML形式のメールで配信されることが多いグリーティングメールですが、メール配信ソフトのHTMLメールエディタを利用することで、簡単に作成することができます。

メール配信ソフトの利用にはコストがかかりますが、今回ご紹介したブラストメールでは、4,000円/月の費用で、5,000件のアドレスを登録することができ、配信数は無制限です。

ブラストメールに限らず、メール配信ソフトを利用してグリーティングメールを配信する場合は、以下の点に注意しましょう。

  • HTMLメールエディタがあるソフトを選ぶ
  • テンプレートを提供しているか確認する
  • 不必要な機能が多くないか確認する

HTMLメールエディタや、HTMLメールのテンプレートなどの機能を提供しているかチェックしておきましょう。

逆に不必要な機能が多い場合は、他のメール配信ソフトを探してみるのも大事です。

メール配信ソフトの利用金額は、提供している機能に影響されるので、利用しない機能を提供しているソフトの使用は費用対効果が低くなってしまう可能性があるからです。

以下のランキング記事などを参考に、メール配信サービスの比較をすることも忘れずに行いましょう。

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この記事を書いた人

Email Rising編集部です。Email Risingではメール配信システムやメールマーケティングについてのお役立ち情報を発信しています

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