トライベック株式会社が提供する「ソーシャル企業情報」とは、見込み客となる企業の連絡先や業種、従業員規模などの情報をまとめた営業リストを自動で作成してくれる、リスト作成ツールの一つです。
リスト作成ツールを利用することで、リストの作成にかかる労力を大幅に削減することができるため、営業担当者の負担を軽減することができるでしょう。
またリスト作成ツールの使用には、タウンページや名刺交換などでは入手することができない企業の情報を入手できるというメリットもあります。
リスト作成ツールは、多くのサイトで金額や機能をまとめた記事を作成していますが「ランキングサイトなどを見ても使い方がいまいちイメージできない」と感じたことはないでしょうか。
この記事では、そんな方の疑問を解消するために「ソーシャル企業情報」の使い方を、使用者のレビューや公式サイトを参考にしながら解説しています。
導入後のイメージを固めたい方はぜひご覧ください。※操作画面は2022年5月執筆時点のものです
ソーシャル企業情報とは
ソーシャル企業情報の基本情報をまとめておきましょう。
料金やシステム、機能について解説していきます。
料金・システム
ソーシャル企業情報では以下の3つのプランを提供しています。
- スタンダードプラン:7,700円/月
- プレミアムプラン:10780円/月
- プラチナプラン:16,280円/月
どのプランも初期費用がかからない点は同じですが、それ以外の点には以下のような違いがあります。
スタンダード | プレミアム | プラチナ | |
無料取得できるメールアドレス件数 | 初回に限り最大100 | 毎月最大1,000 | 毎月最大1,000 |
データ検索・取得件数 | 1日100回 | 1日100回 | 1日100回 |
1回でダウンロードできる件数 | 1,000件 | 2,000件 | 2,000件 |
広告 | あり | なし | なし |
ご紹介している金額は、6ヶ月契約をした場合のものです。
1年契約をすることで1ヶ月当たりの金額は以下のようになります。
- スタンダードプラン:6,417円
- プレミアムプラン:8,984円
- プラチナプラン:13,567円
最も安価なスタンダードプランでも、1日で最大100,000件のメールアドレスを取得することができるため、リスト作成ツールの中でも費用対効果が高いサービスと言えるでしょう。
メールアドレスの他に取得できる情報は以下の通りです。
- 会社名
- 事務所
- 郵便番号・住所
- 電話番号・FAX
- 業種
- 資本金規模
- 従業員規模
- 年商規模
- 上場区分
- 設立
- URL
- 法人番号
- 問い合わせURL
百万件を超える企業情報の中から、上記のような情報をまとめリストを作成することができます。
実際のリストの様子は、記事の後半でお見せしているのでぜひご覧ください。
機能
ソーシャル企業情報はクラウド型のリスト作成ツールです。
自社のPCからソーシャル企業情報にアクセスしリスト作成を行うため、ソフトをインストールする必要はありません。
リストの作成・データの抽出が基本の機能ですが、以下のような条件検索を行い、自社の想定したターゲットにリーチすることができます。
- 設立3年以内の企業検索
- 更新フラグ検索
- 上場企業情報閲覧
- 新設法人検索機能
また、業種や市町村レベルで企業を検索することもできます。
業種を条件にした検索は「こだわり検索」を使うことで、かなり詳細に企業を限定することができます。
例えば「小売・卸売」のカテゴリーでは、子要素として以下のような業態まで絞ることができます。
- 百貨店・スーパー
- コンビニ
- 食料品・酒屋
- ファッション洋服
- 文房具・玩具
- 医療品・化粧品
- 自動車・自転車
- 電器
- 家具インテリア
- ガソリンスタンド・燃料
- 日用雑貨
- 建築・鉱物・金属
- 機械器具
- 総合卸売・商社・貿易
- 通信販売
- その他小売・卸売
さらに業種に加えて、従業員規模や売上規模なども条件に加えることができるので、自社がターゲットとしている企業のリストも高い精度で作成することができるでしょう。
作成したリストはCSV形式でダウンロードすることも可能です。
ソーシャル企業情報の使い方
ここからは実際に、ソーシャル企業情報の無料トライアルを使ってリストを作成する流れを解説していきます。
業種を絞り込む
上記の画面から業種を選択しましょう。
複数選択することも可能のようなので、一つの業種に縛られずターゲット検索をしましょう。
エリアを絞り込む
業種選択の段階で検索をかけることも可能ですが、エリアを指定することでターゲットとなる企業を狭めることもできます。
無料トライアルでは都道府県までですが、実際の会員になると市町村レベルでの検索も可能になります。
その他の条件を絞り込む
業種・エリアにプラスして「その他の条件」も設定することができます。
フリーワードや電話・FAX番号の有無などを設定することもできるので、リスト作成後の営業活動にも繋げやすくなります。
というのも、営業リストは持っているだけでは役に立ちません。
作成したリストをもとに、テレアポやメールマガジンなどの営業活動をすることで価値を発揮します。
次の項で詳しく解説していますが、リストの入手を目的にするのではなく、入手したリストをもとにどのような営業活動をするかをイメージしておきましょう。
リストの作成・ダウンロード
設定した条件に該当する企業を抽出し、リストを作成します。
この記事ではCSVで検索結果をダウンロードしてみましょう。
トライアルではメールアドレスを入手することはできないようですが、上記のようなリストを数分で作成・ダウロードすることができました。
CSV形式でのダウンロードなので、自社がエクセルなどで保有しているリストに追加することも可能です。
入手したリスト情報を有効に使い、営業活動を効率よく進めましょう。
ソーシャル企業情報を使って入手したリストはどうやって使うべき?
ソーシャル企業情報をはじめとする、リスト作成ツールはあくまで営業先の選択肢を提示してくれるシステムに過ぎません。
売上アップをはじめとする営業活動の目的を達成するためには、入手したリストを使ってどのような集客をするのかが大事になります。
多くの企業ではリスト作成ツールを導入する際に、その後の活用方法まで考えているかと思いますが、この記事ではソーシャル企業情報で入手したリストを使った集客方法としてメールマガジンの配布をオススメします。
リストを使った集客の方法としては、メルマガの配布以外にテレアポなどがあげられます。
しかし、テレアポは電話を担当するもののスキルに依存する集客方法である上に、一度に多くの営業先にアプローチをすることが難しいこともデメリットになります。
一方のメルマガを使った集客には、以下のようなメリットがあります。
- 営業先にサービス利用時のイメージを視覚的に訴求することができる
- 一度に数千〜数万単位の営業先にアプローチができる
- 営業先と継続的に接触することができる
- 配信者のスキルに依存せず汎用性が高い
それぞれについてもう少し詳しく解説をします。
視覚的な訴求ができる
スマホの普及によりメルマガの主流は、テキスト形式からHTML形式に移り変わりました。
HTML形式のメールは、コンテンツ内に画像やボタンを配置することで、サービス利用時の
イメージを伝え、受信者の購買意欲を刺激することができます。
HTMLメールと、HTMLメールを誰でも簡単に作成することができるメール配信システムに関しては以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
多くの営業先にアプローチできる
一度にアプローチできる営業先が多いのもメルマガ集客の魅力です。
先述したテレアポは1対1の集客なので、一度に100人の方にアプローチをするには、100人の営業担当者を業務に当てなければなりません。
一方のメルマガは、一斉送信機能を使うことで数千〜数万の営業先にコンテンツを届けることができます。
視覚的にサービスのイメージを伝えることができるHTMLメールを、これだけ多くの方に届けることができると考えると、テレアポと比較して労力対効果が高いことがわかるのではないでしょうか。
一斉送信はGmailなどの無料のメーラー・ウェブメールでも使うことができますが、メール集客を行ってる企業の多くは先述したメール配信システムを利用して一斉送信をしています。
なぜなら、メーラーを使った一斉送信には以下のような課題が発生するからです。
- 送信上限がある(Gmailの場合、1日に500件)
- メール配信システムと比較して到達率が低い
- メール配信システムと比較してセキュリティが脆弱な場合がある
せっかく作成したコンテンツも、相手のメールボックスに届けることができなければ意味がありません。
メール配信システムを利用することで、HTMLメールを簡単に作成できるようになるだけでなく、メーラーを使った際の課題をクリアすることも可能です。
以下の記事では、メール配信システムの機能や料金に関して解説をしています。
無料で利用することができるメール配信システムもあるので、リストを使った集客方法としてメルマガの配信に興味がある方は一読されることをオススメします。
営業先と継続的に接触することができる
メルマガ集客は、自社のサービスや商品を広告するコンテンツを継続的に営業先に届けることができます。
継続して営業先にアプローチをすることで、自社のサービスをよく知らない「潜在顧客」を自社のサービスを認知している「見込み客」に育てることができるでしょう。
テレアポのような集客方法では、継続的に接触をすることで逆に相手に悪い印象を持たれてしまう可能性も否定できません。
また、ウェブが発達したことによって、サービスの利用を検討している企業は様々な関連情報にアクセスすることができるようになり、サービス選定に時間をかけるケースが多くなりました。
特にBtoB(企業間取引)ではそのような傾向が強くみられるため、検討期間中も含め長期的に営業先に接触することができるメルマガ集客を採用する企業が多くなりました。
汎用性が高い
メルマガ集客は幅広い業種で行うことができるため、汎用性が高い集客方法として知られています。
サービス・商品の紹介だけでなく、セミナーの告知やお役立ち情報など、様々な内容のコンテンツで営業先にアプローチをしましょう。
まとめ
ソーシャル企業情報は、以下の3つのプランを提供しているリスト作成ツールです。
- スタンダードプラン:7,700円/月
- プレミアムプラン:10780円/月
- プラチナプラン:16,280円/月
リストの作成は、業種やエリアの選択に加えて「その他の条件」として、従業員規模や売上規模なども検索フィルターに設定することができます。
上記のような条件をチェックボックスで設定し、検索・ダウンロードをするだけでリストを作成することができるので、難しい使い方は特にありません。
最もコストが低いスタンダードプランでも「最大100,000件/日」の営業先をリストにまとめることが可能です。
リストの作成・管理を人力で行っていた場合と比較して、かなりの労働コスト削減になることでしょう。
ただし、ソーシャル企業情報をはじめとするリスト作成ツールは、リストの作成に特化したツールであり、集客ツールではありません。
リスト作成ツールの導入を検討している方は、入手したリストをもとにどのような集客をしていくかも同時に考えておきましょう。
この記事では、担当者のスキルに依存せず、一度に多くの営業先にアプローチをすることができる集客手段としてメールマガジンの配布をご紹介してきました。
今でも多くの企業で採用されているメルマガ集客は、メール配信システムを利用して行われている場合がほとんどです。
一般的なメーラーと比較して、セキュリティや送信上限の課題をクリアしているだけでなく、コンテンツのクオリティアップにも欠かせないツールになっています。
以下の記事では、ソーシャル企業情報と、メール配信システムの1つである「ブラストメール」を導入しマーケティングを行っている企業へのインタビューが記載されています。
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