夏に使える挨拶メールの例文とフレーズ【暑中見舞い・残暑見舞い】

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夏の日差しを浴びて、汗ばむ肌に風が吹き抜け心地よい風が吹く。

そんな夏の訪れに対して、メールなどの文章でどう夏の季節感を取り入れたら良いか考えたことはありますでしょうか?

夏の時期に季節感のあるメールを送ることで、相手の心を潤す涼しさを届けることができます。その鍵となるのは、季節感溢れる挨拶と相手を思いやる表現です。

この記事では、夏の挨拶メールの書き方を総合的に学べるように、ポイントを丁寧に解説。主な内容は以下の通りです。

  • 夏に使える具体的な季節の挨拶例文
  • ビジネスメールでの注意点
  • 夏メールで書くべき内容

夏の暑さを忘れさせるような、心地よいコミュニケーションを築き上げるための夏の挨拶メールの書き方を一緒に見ていきましょう。

目次

夏のメールで相手を気遣う工夫

夏のメールで相手を気遣うためには、下記の3ポイントを意識しましょう。

  • 季節感がある挨拶
  • 暑中見舞いや残暑見舞いの活用
  • 相手の状況を考慮した表現

相手への思いやりを具体的に示すことで、より良いコミュニケーションを実現することができるのです。それぞれ詳しく解説していきます。

季節感がある挨拶

夏のメールでは、季節感を出す挨拶を行うことで、相手に気遣いを感じさせることができます。季節の挨拶は、相手に対する敬意を示す大切な要素です。

例えば、「暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?」など、メールの冒頭部分に文章をひとつ追加するだけでも、季節感を出すことができます。

夏に限らず、挨拶で季節感を出すことはメールの一部としてとても大切なことです。

暑中見舞い・残暑見舞いを活用する

日本の夏には、暑中見舞い・残暑見舞いといった文化があり、そこでは特定の表現での挨拶が行われています。

例えば、「暑中お見舞い申し上げます。健康に気を付けてお過ごしください」など。これらは日本特有の気遣いの表現であり、相手への配慮を示す手法とも言えます。

暑中見舞い・残暑見舞いは、以前はハガキや手書きの手紙などを利用するケースがほとんどでしたが、最近ではメールやチャットツール、SNSなどを活用した挨拶がほとんどです。

暑中見舞い・残暑見舞いは、挨拶をきっかけにコミュニケーションをとることで関係を深めることができるため、夏のメールにおける重要な挨拶と言えるでしょう。

また、企業からユーザーに向けたメルマガなどでも活用されるケースが増えています。13年連続シェア1位のメール配信システム「ブラストメール」では以下のような暑中見舞いで使えるテンプレートを無料で活用することができます。

ブラストメールで使える暑中見舞いのテンプレート

興味がある方はぜひ無料トライアルを試してみると良いでしょう。

相手の状況を考慮した表現を使う

夏の挨拶メールに限らずですが、メールを送信するときに相手の状況を考慮した表現を用いることで、より一層相手への気遣いを示すことができます。

相手が猛暑の中、屋外での仕事をしている場合

暑さの中、お仕事大変だと思いますが、体調に気をつけてください。

このように、相手の状況を考慮した表現を使うことは、メールコミュニケーションにおいて重要なポイントとなります。信頼関係やその後の取引などにも影響する可能性があるので、気が利く一言を言えるようにしておきましょう。

夏のメールの書き方

メールの冒頭と末尾の表現は、読み手がメールの内容を受け取る上での重要な要素です。読み手に対する敬意や思いやりを示すためにも、季節感を含む丁寧な表現を用いることが望ましいです。

また、夏に相応しい表現を署名に含めることも有効です。ここからは具体的にメールに記載すべき表現をご紹介していきます。

 メールの冒頭の表現方法

メールにおいて最も重要な要素のひとつが冒頭の表現です。メールの冒頭の表現は、その後の内容に対する印象を決定づけるため、相手に対する敬意を示すことが重要となります。

例えば、「〇〇様、いつもお世話になっております。」や「ご無沙汰しております、〇〇です。」など、相手を尊重する表現を始めに入れることが重要です。

夏のメールでは以下のような表現もプラスして記載すると良いでしょう。

  • 猛暑が続いていますが体調はいかがでしょうか?
  • 先日は暑い中、ご足労いただきありがとうございました。
  • 暑さ厳しい折、ご健康に留意されてお過ごしいただければと思います。 

など、月ごとに使うべき表現などは後述します。

 メールの末尾の表現方法

メールの末尾の表現は、自身のメッセージを相手に対して適切に伝えるために重要な要素です。

例えば、「この度はお時間いただき、ありがとうございました。何か不明点等ございましたら、お気軽にご連絡ください。」など。相手への配慮を示す表現を用いることが大切です。適切なメールの末尾表現は、相手に対する敬意を示すとともに、自身のメッセージを適切に伝えるための重要な要素となります。

夏のメールでは以下のような表現もプラスして記載すると良いでしょう。

  • 明日も猛暑日になりますので、くれぐれも体調にはお気をつけください。
  • これからも暑い日が続きますが、どうぞ体調に気をつけてお過ごしください。
  • 少しずつ涼しい日も増えてきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますので、お気をつけください。

その他、月ごとに使うべき表現などは後述します。

 メールの署名の工夫

メールの署名に工夫をするのも有効です。署名はメールの最後にあるため、それを見ることで相手は自分の印象を残すことができます。

署名では一般的に以下のような情報を記載します。

  • 会社名
  • 自分の名前
  • 役職
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 会社のロゴ
  • ウェブサイトのリンク など

この中に「暑い日が続いておりますので、お体ご自愛下さい」など相手を気遣う一言を追加することで、相手からの印象がよくなるでしょう。

ただし、署名はあまり頻繁に変更するものではなく、季節が変わっても修正を忘れてしまい季節外れな表現を使ってしまうリスクがありますので注意しましょう。

メールの署名に関しては下記記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

メールの署名の書き方とテンプレート17選【コピペOK】

夏のメールの内容

夏のメールでは季節感を交えて以下のような内容を表現すると良いでしょう。

  • 体調に気遣うメッセージ
  • お見舞いのメッセージ
  • お礼のメッセージ

夏は暑さで体調を崩しやすい季節です。そのため、体調への配慮、お見舞い、お礼が主なテーマとなります。これらを適切に組み合わせて使うことで、相手に対する思いやりを具体的に伝えることができます。

体調に気遣うメッセージ

メールの中に体調に気遣う一言を添えることで、相手への思いやりを伝えることができます。メールの冒頭や末尾に利用するケースが一般的です。

体調に気遣うメッセージの例文

  • 暑い日が続きますが、お体に気をつけてお過ごしください。
  • 猛暑が続いていますね、ご自愛ください。
  • 夏バテなどなさっていないでしょうか?

夏は熱中症など、体調を崩しやすい季節です。そのため、体調に気遣う一言を入れることで、相手への配慮を伝えましょう。

お見舞いのメッセージ

相手が体調を崩している場合は、お見舞いのメッセージを送ることが適切です。夏は体調も崩しやすいので、

体調に気遣うメッセージの例文

  • 夏バテで体調を崩されたとのこと、ご心配しております。お大事になさってください。
  • 体調が優れないとのこと、心よりお見舞い申し上げます。暑い日が続きますので無理せず、お大事になさってください。
  • 私も先日まで猛暑により体調を崩しておりました。ご回復されましたら、またお仕事でご一緒できることを楽しみにしています。

夏のメールでは、相手の状況に合わせてお見舞いのメッセージを添えることで、思いやりを表現しましょう。

お礼のメッセージ

メールでお礼を伝えることで、相手の行為や思いやりへの感謝を伝え、関係を深めることができます。

  • 暑い中、お忙しいところ恐れ入りますが、お礼申し上げます。
  • 先日は暑い中、ご足労いただきありがとうございました。
  • 猛暑の中、ご対応いただきありがとうございます。心より御礼申し上げます。

夏のメールに限りませんが、相手への感謝の気持ちを伝えるお礼のメッセージを忘れずに添えましょう。

夏の挨拶メールの書き出し、結びの例文集

夏の挨拶メールで使える一般的な表現は上述しました。

さらに深掘りすると、季節によって挨拶の言葉を変えることで相手に適切な気遣いを示し、コミュニケーションを円滑にすることができます。

 6月(水無月)の挨拶と結び

6月は梅雨の季節であるため、挨拶にその内容をを反映させると、季節感を感じさせることができます。

以下に6月にぴったりな表現をいくつかご紹介します。自身の状況や送信先にあわせて最適なものをご利用ください。もちろんご自身でアレンジしていただいて問題ありません。

6月の挨拶と結びの例
  • 梅雨の季節に突入しましたね、お体に気をつけてお過ごしください。
  • 梅雨の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • 長雨が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 梅雨明けが待ち遠しいですね。
  • 雨の音に梅雨を感じる季節となりました。
  • 梅雨の季節、お体にはご自愛ください。
  • 梅雨の晴れ間の青空は、爽やかですね。
  • 梅雨の晴れ間に、お元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。
  • 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、お健やかにお過ごしください。
  • 夏至の候、貴社ますますのご発展のことと存じます。
  • 長雨が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 7月(文月)の挨拶と結び

7月は夏本番となるため、暑さについて触れる挨拶が適切です。

7月の挨拶と結びの例
  • 暑さの厳しい折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
  • 暑い日が続きますが、ご自愛ください。
  • 猛暑の折、くれぐれも健康にお気を付けください。
  • 夏休みはどのようにお過ごしですか。
  • 夏本番、暑い日が続きますが、元気で乗り切りましょう
  • 暑さ厳しき折、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
  • 盛夏の折柄、くれぐれもご自愛くださいませ。
  • 本格的な夏がやってまいりました。お互い頑張って乗り切りましょう。
  • 猛暑の折、くれぐれも健康にお気を付けくださいますようお祈り申し上げます。
  • 蒸し暑い日が続きますが、体調にはくれぐれもご留意ください。

 8月(葉月)の挨拶と結び

8月も暑さが続くため、それに対する注意や心配を挨拶に含めると良いでしょう。

8月の挨拶と結びの例
  • 暑中お見舞い申し上げます。
  • 残暑お見舞い申し上げます。
  • 日々の暑さは厳しいですが、十分にご自愛ください。
  • 土用過ぎの暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
  • お盆を過ぎても蒸し暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 暮夏のみぎり、皆様にはお元気でお過ごしのこと何よりと存じます。
  • 残暑厳しき折、貴社ますますご隆盛のことと大慶に存じます。
  • 暑さに負けず、お仕事頑張ってください。
  • 夏バテにはお気を付けください。
  • 猛暑の折、お体をご自愛ください。
  • 盛夏の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 9月(長月)の挨拶と結び

9月は夏から秋へと季節が変わる時期であるため、それを反映した挨拶が適切です。

9月の挨拶と結びの例
  • 秋の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • 秋風が吹き始め、秋の訪れを感じる今日この頃、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
  • 秋晴れの心地よい今日この頃、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • 朝夕はすっかり涼しくなり、秋の気配を肌で感じるようになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
  • 秋の七草がそろった今日この頃、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
  • コスモスが美しく咲き誇る頃となりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
  • 秋の収穫の時期となりましたが、皆様におかれましてはますますご多忙のことと存じます。
  • 秋の紅葉が美しい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
  • 秋の深まりを感じる今日この頃、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
  • 秋の夜長を心ゆくまでお楽しみください。

挨拶メールに正解はありません。失礼な表現さえ避ければ問題ないでしょう。メールの中でも本質的な部分ではないので、あまり時間をかけないようにしてください。

夏のビジネスメール

ビジネスメールでも季節感を忘れず、相手への思いやりや気遣いを示す、夏の挨拶を活用しましょう。ここでは、上司や取引先、社内メールで夏の挨拶を含めるときのポイントをご紹介します。

上司へのメールの書き方

上司へのメールは、敬意を持って丁寧に書くことが必要です。自分の敬意と尊敬の念を示すためにも、丁寧な表現を使用することが必要です。

上司への夏メールの例文

  • 体調が優れないところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
  • 先日は暑い中にも関わらず、有意義なご指導をいただきありがとうございました。

取引先へのメールの書き方

取引先へのメールでは、ビジネスマナーを守り、信頼関係を維持するためにも、丁寧な表現を用い、季節感を忘れずに反映することが必要です。

取引先への夏メールの例文

  • 暑中お見舞い申し上げます。暑さ厳しき折、貴社ますますご清栄のことと存じます。
  • 残暑お見舞い申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

社内メールの書き方

社内メールも、相手への敬意と思いやりを忘れずに、明確かつ簡潔に伝えることが求められます。

社内への夏メールの書き方

  • 猛暑が続いておりますが、ご自愛いただきますようお願い申し上げます。
  • 暑い中ではありますが、お客様のためにも最後まで頑張りましょう。

まとめ:夏のメールのポイント

夏のメールを送る際は、季節感のある挨拶、相手への配慮、適切な書き出しと結び、内容に応じた表現、ビジネスメールにおけるマナーを心掛けることが大切です。

メールは単に情報を伝えるだけではなく、自身の考えや感じ方、そして相手への配慮を示すツールでもあります。夏には夏ならではの挨拶や表現を用いることで、自身のメッセージをより効果的に伝えることができます。

本記事では下記の内容をお伝えしてきました。

  • 暑中見舞いを活用したメール
  • 季節に合わせた書き出しや結び
  • 体調や日々の生活に対する配慮を示す表現
  • ビジネスメールでの夏の挨拶

どの内容も共通点として、相手への配慮や心遣いがあります。

夏のメールを書く際には、季節感を大切にしながらも、相手への配慮や自身のメッセージを効果的に伝える表現を用いることで、適切なコミュニケーションを図ることができます。

夏の挨拶メールをマスターし、メールを武器にして相手の心をつかめるようにしていきましょう。

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この記事を書いた人

Email Rising編集部です。Email Risingではメール配信システムやメールマーケティングについてのお役立ち情報を発信しています

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