コロナ禍で使える挨拶メールの例文をケース別にまとめました!

ビジネスをしている中で、取引先やお客様に対して挨拶のメールを送信することがあります。

新年や人事異動の挨拶などでは、相手のオフィスや事務所に直接お伺いすることもありました。

しかし新型コロナウイルス(COVID-19)が流行している近頃では、対面ではなくメールを使って節目の挨拶をする機会が増えています。

挨拶メールを送信するケースには以下のようなものがありますが、いずれの場合もマナーや相手との関係性を考慮して文章を作成しなければなりません。

  • 時候の挨拶
  • 人事で異動があった場合
  • 営業時間の変更など、サービスに関わる事項

また、挨拶メールは、形式を守りつつもタイムリーな話題を絡めて、相手を気遣うような一言を添えることで、親切な印象のメールになります。

この記事では、ケース別にコロナの影響を気遣う言葉を入れた挨拶メールをご紹介します。

また、冒頭・文末の言葉として使える挨拶の例文もまとめてご紹介しているので、コロナ禍の中でも相手に好印象を与えるメールの作成にお役立てください。

目次

ケース別!コロナ禍の挨拶メール

実際の例文をもとに、コロナ禍で使える挨拶メールを解説します。

対面でなく文章での挨拶だからこそ、言葉をしっかりと選び、相手に想いが伝わるようにしましょう。

時候の挨拶

まずは、季節の挨拶を行う際のメールから解説します。

メール例文

件名:【〇〇株式会社 営業部部長 佐藤】残暑お見舞い申し上げます

〇〇株式会社

営業部部長 〇〇様

今年も、厳しい暑さによる体調不良者のニュースが話題になりましたが、〇〇株式会社の皆様におかれましては、益々の御隆盛のこととお喜び申し上げます 。

また、本年も新型コロナウイルスによる影響が懸念されております。

弊社におきましても、大変な時期が続いておりますが、今後とも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。

日頃の感謝の気持ちを込めまして、心ばかりですが残暑見舞いの品を送らせていただきました。

皆様でぜひお召し上がりください。

〇〇様をはじめ、皆様のご健康を心よりお祈りしております。

(署名)

立秋(8月8日)〜秋分(9月23日)の間に送信をする残暑見舞いには「体調を崩しやすい時期に相手の健康を気遣う」という意味があります。

コロナ禍の時期であっても、本来の意味を忘れずに、まずは暑さによる相手の体調不良を気遣う言葉を記載しておきましょう。

メール例文

件名:【〇〇株式会社 営業部 佐藤】新年のご挨拶

〇〇部長
新年のお慶びを申し上げます。

昨年は、業務だけでなくプライベートまでお世話になり、心より感謝申し上げます。

〇〇部長から頂いたご指導を忘れずに、今年も営業部の業績に貢献できるよう邁進していきたいと思います。

コロナウイルスに対する配慮が欠かせない日々が続いておりますが、ご家族の皆様におかれましても健康な1年になりますようお祈り申し上げます。

本年もよろしくお願いいたします。
(署名)

同じ部内の上司に対する新年の挨拶メールです。

例文のように、自分と相手の共通の思い出を文章にすることで、業務的な印象を和らげることができるでしょう。

人事異動

次に、人事での異動によって担当が変わる場合や、新任を紹介する際に使える挨拶メールをご紹介します。

メール例文

件名:異動のご報告 〇〇株式会社 〇〇

〇〇株式会社 –部長

お世話になっております(株)〜〜 の佐藤です。

私事ではありますが、この度の人事異動により、私佐藤は◯月◯日付で大阪支社への異動が決まりました。

–部長におかれましては、新型コロナウイルスが蔓延し業務の変更が余儀なくされた中でも、オンライン会議などを通じてコミュニケーションを取っていただきました。

私自身、中々これまで通りに業務を遂行することができず、思い悩んでいる時間が長かったのですが、–部長にご尽力頂き、合同の展示会を無事開催することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

–部長と業務をすることができた2年間を忘れずに、新天地でも精一杯仕事に励みたいと思います。

尚、新しい担当につきましては、明日のオンライン会議でご紹介させていただきます。

異動まであとわずかではありますが、変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

これからも、コロナウイルスへの注意が欠かせない日々が続くとは思いますが、–部長はじめ皆様のご健康を心よりお祈り致します。

(署名)

異動の挨拶メールでは、感謝の気持ちだけでなく、今後の担当や取引に関する対応も伝えなければなりません。

何度もメールを往復しなくても済むように配慮し、相手にとって必要な情報はわかりやすくまとめるようにしましょう。

例文のように、コロナウイルスに関係する共通の話題がある場合は、そのことについて触れ、最終的には相手の健康や発展を願うような言葉に繋げると良いでしょう。

営業時間の変更など

最後に、コロナウイルスの影響により提供しているサービスに変更があった場合の挨拶メールです。

メール例文

件名:弊社サービス〇〇をご利用中のお客様へ

平素より〇〇をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

この度、弊社では新型コロナウイルスの影響により、電話によるサポート受け付け時間を以下の通りに変更させていただくことなりました。

【従来】10:00〜18:00
【変更後】10:00〜16:00

〇〇をご利用いただいております皆様には、大変なご迷惑をおかけいたしますが、御理解いただきますようお願い申し上げます。

コロナウイルスの影響が収まらない日々が続いておりますが、皆様の益々のご発展を心よりお祈りしております。
(署名)

企業相手のサービスを提供している場合の例文です。

コロナウイルスの影響によって、サービス内容を変更している企業は多くあります。

しかしマナーとして「コロナウイルスの影響により」などの言葉は、省略せずに入れるようにしましょう。

飲食店やアパレルのように個人を相手にしているサービスの場合は「益々の発展を〜」という言葉は基本的には使わないので、以下の例文を参考にしてください。

メール例文

件名:営業時間変更のお知らせ

平素より「〇〇(店舗名)」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

この度〇〇(店舗名)では、緊急事態宣言の発表を受け、営業時間と提供メニューを以下の通りに変更いたします。

  • 【営業時間】11:00〜19:00(ラストオーダー 18:30)
  • 【提供メニュー】終日酒類の提供を自粛いたします。

尚、食事メニューに関しましても一部メニューを縮小してのご提供となります。

また、当店では、以下のような感染拡大防止の取り組みを行っております。

  • スタッフの検温 消毒
  • 店内備品のディスポーザブル(使い捨て)化
  • 2名様以内でのご利用
  • マスク着用の上での御来店
  • 会話中のマスク着用

皆様には大変なご迷惑をおかけいたしますが、一日も早くコロナウイルスが終息することを願い、以上のような措置をした上での営業とさせていただきます。

ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

(署名)

緊急事態宣言などの影響で、店舗は営業時間の変更に関するお知らせを出さなければいけないケースが増えています。

変更する内容だけでなく、感染防止の取り組みなども記載した挨拶メールにし、お客様に安心して利用していただけるような文章を作りましょう。

コロナ禍の挨拶メールに使える冒頭の挨拶

コロナ禍で使うことができる、挨拶メールの冒頭分をまとめてご紹介します。

ビジネスが関わる挨拶メールは、以下の構成で成り立っています。

  • 件名
  • 宛名
  • 冒頭の挨拶
  • 本文
  • 文末の挨拶
  • 署名

頻繁にメールのやり取りをする相手であれば「お疲れ様です」や「お世話になっております」などで充分ですが、時候の挨拶や、お客様への一斉送信では挨拶文を入れましょう。

冒頭の挨拶を入れることで、ビジネスマナーを守った挨拶メールになるだけでなく、相手の健康や発展を願った、柔らかなメールになります。

  • 新型コロナウイルスによる影響が懸念されておりますが、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
  • 立秋の候、まだまだ暑さの強い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。また未だコロナウイルスによる災禍の中、お体におかわりはないでしょうか。
  • 緊急事態宣言も明け、街に少しだけ賑やかさが戻ってまいりました。皆様におかれましても、感染対策を万全に一層のご発展のこととお聞きしております。
  • 暑さ(寒さ)だけでなく新型コロナウイルスへの配慮が欠かせない日々が続いておりますが、〇〇様はじめ皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。
  • 貴社におかれましては、コロナウイルスによる未曾有の災禍の中、ご苦労も多いかと拝察しておりますが、共に乗り越えていくことができたらと思います。
  • コロナウイルスの影響が懸念されますが貴社におかれましては、一致団結の元この難局に立ち向かわれていることと存じます。
  • 再び施行された緊急事態宣言への対応に追われる日々が続いておりますが、貴社におかれましては、さらなる御隆盛のこととお聞きしております。

コロナ禍の挨拶メールに使える文末の挨拶

次に、文末の挨拶をご紹介します。

冒頭部の挨拶とのバランスや、相手との関係性に注意しながら文章を作りましょう。

  • 〇〇様におかれましてはご健康に充分に留意され、ご自愛くださるよう心よりお祈りしております。
  • 不安定な社会情勢が続くかと思いますが、私どもでお役に立てることがありましたら、精一杯サポートさせていただきますので、お気軽にお申し付けください。
  • 感染に関する不安はあるとは思いますが、くれぐれもご自愛専一にてお過ごしください。
  • コロナウイルスだけでなく、寒波の到来にも備えが必要な日々が始まります。皆様の健やかな日々を願っております。
  • コロナウイルスによる混乱が一日でも早く、終息しますよう願いながら、貴社のご発展をお祈りいたします。
  • コロナだけでなく暑さへの配慮も欠かせませんが、何卒ご自愛のほどお願い申し上げます。

冒頭の文末共に「コロナウイルス」という単語が入ってしまうと、くどい印象の挨拶メールになってしまう可能性があります。

そのため、後半では「不安定な社会情勢が〜」や「感染への不安が残る日々が〜」など別の言葉に置き換えて、相手の会社や健康を気遣いましょう。

まとめ

挨拶メールを送信するケースはいくつかありますが、どの場合でも相手と円滑なコミュニケーションを図る上で大事な要素であることに変わりはありません。

挨拶が必要なメールには以下のようなものがあります。

  • 時候の挨拶
  • 人事で異動があった場合
  • 営業時間の変更など、サービスに関わる事項

上記のようなメールは冒頭の挨拶から始まり、本文・文末の挨拶へと続きます。

マナーを守りつつも社会的な話題などを入れると、事務的な感じが無くなり相手に思いが伝わりやすいメールになるでしょう。

最近では、コロナウイルスによる影響が様々な業種に影響を及ぼしているため、コロナ禍による相手の心労を気遣う言葉を入れるのが自然です。

せっかく挨拶をするのですから、対面による挨拶が難しい時期でも、相手に思いが伝わるようなメールを作成しましょう。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Email Rising編集部です。Email Risingではメール配信システムやメールマーケティングについてのお役立ち情報を発信しています

目次