BCCメールが届かない原因と対策!Gmailの一斉送信が届かないときの対処法もご紹介

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「送信したはずのBCCメールが届いていない」という経験をした方も多いのではないでしょうか。

もちろん、たまたま届かなかったのではありません、具体的な原因があり、それに対応する解決策が存在します。特にビジネスシーンにおいては、メールが届かないことは絶対的にあってはならないことです。

そこで本記事では、以下3つの内容を詳しく解説します。

  • BCCメールが届かないときのチェックポイント
  • Gmailの一斉送信が届かない原因と対処法
  • BCCメール使用のリスクと対策

また、BCCメールでメールが届かない問題を根本的に解決するための具体的な方法もご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

目次

 BCCメールが届かない際のチェックポイント

BCCメールが届かない場合は、まず初めに以下の4点を確認しましょう。

  • 送信設定
  • 受信設定
  • メールの内容
  • 添付ファイル

メールが届かない理由はこれらの要素に大きく依存する場合が多いです。特に添付ファイルのサイズが大きい場合は注意が必要です。

また、ここからは各確認事項のチェックすべきポイントをご紹介します。

 送信設定の確認と重要性

BCCメールが届かない原因の1つとして、送信者の設定ミスがあります。

当然ですが、BCCの宛先に間違ったアドレスを入力したり、メールソフトの設定ミスがあると、メールは正常に送信されません。

このような送信側のミスを防ぐには以下の様な対策が必要となります。

  • メールアドレスを手入力しない
  • 定期的にアドレス帳を整理する
  • 送信前に確認をする

メールアドレスを間違えて入力すると存在しないアドレスへメールが送られ、結果的にメールは届きません。

また、送信前にエラーでの検知はできないため、送信後にエラーがあったかどうかを確認する必要があります。

 受信設定の確認と相手の受信環境の影響

BCCメールが届かない原因の1つとして、受信者のメール設定や受信環境があります。

受信者のメール設定が厳しく、BCCのメールをスパムと誤認識したり、メールサーバーが一定数以上のメールをブロックする設定になっている場合、BCCメールが受信者に届かないことがあります。

受信側の原因で考え得る可能性
  • HTMLメールは受信を拒否している
  • 一斉送信メールの受信を拒否している
  • 社外のアドレスからのメールは受信できないようにしている
  • 登録されていないアドレスからのメールの受信を拒否している
  • そもそもメールサーバーがパンクしていたりエラーが起きてい

特にビジネスメールにおいては、セキュリティの観点から送信元アドレスが不審であったり、HTMLメールは受け取らないように設定していることも多々あります。

大事なメールをBCCでメールを送った場合は電話での受信確認をするなどの対策も必要になります。

 添付ファイルサイズとメール配信の関連性

サイズが大きい添付ファイルが含まれている場合、BCCメールが届かない可能性があります。

多くのメールソフトには、メールのデータ容量に上限があります。その上限を超えるメールは、送信自体がブロックされるか、受信者によって受信が拒否されます。

容量の目安としては、Gmailなどのフリーメールで25MBほどで、企業が自社運用しているメールサーバーの場合は10MB程度が一般的です。

もちろん、例外は存在しますし容量無制限のプロバイダなどもありますので、一概には言えませんが、リスクを考えると大容量のファイルを添付するのは控えたほうがよいでしょう。

 Gmailの一斉送信が届かない原因と対処法

フリーメールで最も利用されているメールソフトの一つがGmailです。「ビジネスメール実態調査2021」によると、Gmailの利用率は39.22%もあるそうです。

そんなGmailが届かない原因は以下のようなものがあります。

  • Googleアカウントの空き容量不足
  • メールが迷惑メールと判断されている
  • メールの容量が制限を超えている
  • 「受信トレイ」以外のフォルダに振り分けられている
  • フィルタ機能を適用している
  • 他のメールアドレスに転送されている
  • Gmailサーバーに障害が起きている

Gmailで一斉送信する場合には、これらの要因を考慮し適切な対策を講じる必要があります。

今回は、その中でもよくある「Googleアカウントの空き容量不足」「メールが迷惑メールと判断されている」の2点について詳しく解説します。

 Googleアカウントの空き容量不足

Googleアカウントの空き容量不足はGmailの一斉送信が届かない最大の要因の一つです。

Googleアカウントの空き容量がないと、Gmailからの一斉送信が正常に行われない可能性があります。反対に、メール受信者に空き容量がないときは、メールが受信できない場合があります。

GmailはGoogleドライブと同じストレージを共有しています。そのため、Googleドライブなどにファイルを大量に保存していたりすると、Gmailの送受信も影響を受けるのです。

保存容量にカウントされるもアイテム
  • Gmail
  • Googleドライブ内のファイル
  • Googleフォト
  • Meet 通話の録画ファイル
  • Google ドキュメント
  • スプレッドシート など

Googleフォトとスマートフォンの写真を自動で同期している場合は特に注意が必要です。

各Googleアカウントが無料で利用できる容量は15GBですので、容量の大きい写真や動画などは容量を圧迫する最大の原因となります。

 メールが迷惑メールと判断されている

Gmailからの一斉送信が届かない場合、迷惑メールと判断されてしまっている可能性があります。Gmailに限った話ではありませんが、一度に大量のメールを送るとスパムメールと判定される危険性があるのです。

特に、メールの内容がプロモーションなどの広告的な内容や迷惑メール業者がよく使う単語や表現を使用すると迷惑メール判定されやすくなってしまいます。

  • 配信するメールの文章
  • 配信方法
  • 配信環境

迷惑メール判定を避けるためには上記3点に注意しましょう。

メール受信者が「迷惑メールを報告」や「フィッシングを報告」したり、送信者をブロックすると、その送信者のメールが迷惑メールと判定されやすくなるという傾向があります。

また、Gmailには「1日あたり500通まで」「1通あたり500の宛先まで」という送信数の上限があります。

一斉送信という行為は想像以上にリスクが高く、通常のメールソフトではリスクが大きいため、専用のメール配信システムを活用するようにしましょう。

 メール配信システムとBCCの違い

BCCとメール配信システムは、一斉送信を行う際のツールとしては同じですが、その使い方と目的には違いがあります。

まず、結論をお伝えすると、BCCでのメール一斉送信は推奨できません。大量のメールを送信する場合はメール配信システムを利用しましょう。

  • BCC:複数のメンバーにこっそり通知する
  • メール配信システム:メルマガなどの一斉送信

そもそも、BCCは一斉送信を目的としていません。一方で、メール配信システムは大量のメールを効率的に送信することを目的としているため、それに適した様々な機能があります。

使用目的に合わせて、BCCとメール配信システムの適切な使い分けを行いましょう。

 BCCメール使用のリスクと対策

BCCメールの使用は便利ですが、以下のようなリスクが伴うことを忘れてはいけません。

  • ブラックリストに載ってしまう
  • 個人情報漏洩リスク
  • メール送信上限数と配信遅延
  • メールの効果を検証しにくい など。

特にビジネスで利用する場合は致命的なリスクになりかねないため、注意が必要です。

今回は、その中でも特に重要な重要な「ブラックリストに載ってしまう」「個人情報漏洩リスク」の2点について解説します。

 ブラックリストに載ってしまう

BCCを使って一斉送信を行うと、送信者のメールアドレスがブラックリストに載ってしまうリスクがあります。

健全な内容のメールだったとしても、一斉送信という行為自体がスパムメールの形態と認識される可能性があるのです。

ブラックリストに登録されてしまうと下記のようなリスクがあります。

  • 送信したメールが迷惑メールフォルダに振り分けれてしまう
  • 特定のドメインからのメールが受信できなくなる
  • 特定のISPから送信をブロックされる など

BCCでの一斉送信は、そもそも推奨しませんが。もし、一斉送信をする際には送信先の数や送信頻度を管理し、スパムとみなされないように注意が必要です。

 個人情報漏洩のリスクがある

BCCを使用すると、誤って個人情報を漏洩させてしまうリスクがあります。

BCCが「見えない」「ばれない」は本当?メール配信時の注意点やリスクも解説でも紹介しているように、BCCは入力したメールアドレスは他者から確認できないという特徴があるため、一斉送信の際に活用されることもしばしばあります。

しかし、その際にBCCに設定するはずのメールアドレスを誤ってTOやCCに設定してしまうと、そのメールアドレスが全ての受信者に公開され情報漏洩となるのです。

このようなケースでの誤送信は頻発しています。

令和5年度あいサポート運動推進事業を業務委託した事業者(以下「事業者」という。)において、あいサポート運動企業・団体に研修の受講案内メールを送信した際、メールアドレスを「Bcc」ではなく、「Cc」で送ったため、受信者が全員のメールアドレスを見ることができ、個人情報が漏えいした事実が判明しました。

⑴ 漏えいした個人情報の項目
あいサポート運動企業・団体の登録メールアドレス

⑵ 漏えいした個人情報の件数
126 件

広島県:メール送信方法の誤りによる個人情報の漏えいについて 参照

実際に誤送信による個人情報漏洩の問題は頻発しており、賠償金の支払いが発生する場合もあります。BCCを使ってメールを一斉送信する場合は、十分に注意してください。

関連記事:BCCで一斉送信する前に知っておきたいリスクと対策を徹底解説

 メール配信システムの活用

大量のメールを一斉送信する場合はメール配信システムの活用がおすすめです。

個別の宛先設定は必要なく、大量のメールアドレスにたいして1対1のメール配信を同時に行うことができ、配信リストの管理さえ適切に行っていれば個人情報の漏洩などを防ぐことができます。

また、システムにもよりますが、大量のメールを配信しても迷惑メール判定されないような技術も利用されており、セキュリティ対策もされているため、安心して利用することができます。

その他にも以下のような機能も使えます。

  • 配信リストの管理
  • 配信スケジュールの設定
  • 開封率やクリック率などの分析 など

これらを活用することで、メルマガやメールマーケティングの効果を高め、売上を上げるための販促ツールとしても活用することが可能なのです。

おすすめのメール配信システムは以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

メール配信システムおすすめ30選を徹底比較

 BCCメールが届かないときの解決法まとめ

BCCメールが届かない問題は、送信側の設定、受信側の設定、メールの内容、一斉送信による問題、など様々な要因で発生します。

それぞれの問題に対応する解決法を理解し、適切に対処することが重要です。

また、BCCは一斉送信に適した機能ではありません。迷惑メール判定をされてしまう原因になるだけでなく、情報漏洩のリスクも潜んでいます。

もし、メルマガなどの大量のメールを配信したい場合はメール配信システムの利用を検討しましょう。

例えば、14年連続シェア1位の「ブラストメールであれば、月額4,000円から利用することができます。費用が安く大きな効果が見込めるため、費用対効果はとてつもなく高いです。

まだ利用をしたことがない人は無料お試しなどを活用してメール配信システムの便利さを実感してみてください。

関連記事:【3分で分かる!】ブラストメールとは?ブラストメールのトライアル期間を使って徹底レビュー!

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この記事を書いた人

Email Rising編集部です。Email Risingではメール配信システムやメールマーケティングについてのお役立ち情報を発信しています

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